NHK語学講座 2023年度4月の総括

今月の「英会話タイムトライアル」

色々ビックリだった今年度最初の月のタイムトライアル。

まずいきなりオープニングテーマ曲が変わった!
10年も経つしねぇ、ってことかな。ジェニーさんの美声のアップテンポな曲だった。
以前の曲を10年も聞いてきて慣れている身としては、かなり雰囲気の違うこの新しい曲を違和感なく聞くようになるには、ちょっと時間が掛かりそうだと思った。

他に驚いたのは、レベルが高くなっていること。
4月の1番最初の放送回と言えば、アレですよ、

“Hi." (解説:落ち着いたトーンで)

からに決まっている!

とタカをくくっていたら、そうではない上にいきなり割とハイレベルな内容だった。
昨年度の内容をそのまま続けて13ヶ月目に入ったような感じ。
3週目の練習に入ってからやっぱり「Hi」が出てきたのでニヤリとしたけど、とにかく1週目にはビックリさせられた。

丸々ひと月勉強し、全体的に4月とは思えないレベルだと思った。

今月の「Enjoy Simple English」

今月から新年度に入り、番組構成が新しくなった。

今年度は

・月曜:日本ご当地紹介「Discovering Local Japan」(前にも同様のをやってたね)
・火曜:オリジナル話「Short Story」(いつものアレね・・・)
・水曜:世界のビックリ話「Amasing Stories」(去年の偉人伝を一般人に拡げたんだね)
・木曜:落語とショートコメディ(楽し気なのでok)
・金曜:世界の名作(新収録。待ってました!)


ということで、全体的に明るい雰囲気、かつ新しい内容なので満足。
なにせここ数年は過去の再放送が多かったし、日本の昔話は怖い&気色悪いのが多くてカンベンだった。
昨年度の科学少女・マリーはクビか・・・。

この番組は「一度も聴かずにいきなりシャドーイングを始める」という練習素材として使っているのだが、1週目はまず全部の曜日の番組をそのまま聴いてみた(ただし火曜日は飛ばしました、個人的好みの問題です、スイマセン)
で、まずしょっぱな、月曜から驚いた。

レベル、上がってません?

タイムトライアルと同じで、コッチもなんだかヤケに難易度が上がっている気がする。
音声が速い。これはシャドーイングの口の動きがついていけるかな。。。
そして水曜と金曜もかなり速いと感じた。前年度の「シャーロックホームズの冒険」並み。
その後は、どちらかと言うと1週目が一番厳しくて、そこからは徐々にいつものレベルに戻っていったように感じた。

目新しかったのが木曜の最終週に落語の代わりにやっていた「ショート・スケッチ」という、英語のお笑いみたいなのだったワケだが。
面白かったかと言うと、まぁその・・・・・・・・・という感じだった。
来月の内容に期待するとしよう。
金曜の「西遊記」は、あの長い話をたった4話で終了じゃ、どう考えても短すぎたった。なにせ前半の半分は仲間結成で終わっちゃっているんだから。。。
いずれ半年分の内容に膨らませて放送したらどうでしょ?

今月の「ニュースで学ぶ現代英語」

この番組を2022年の春から聴いて勉強するようになったが、途中の月からだったので、それ以前の放送回は勉強していなかったり、忙しい時は一部の(メンドクさそうな内容の)放送を飛ばしたりしてきた。
そしてたま~に時間に余裕がある時は、そういう放送に戻って勉強したりしてきたこともあった。

しかし先日、番組のサイトに「2022年度に放送した番組のスクリプト・動画・センテンスの読み上げ音声は、2023年5月8日(月)午前9時45分をもってホームページから削除する」というお知らせが載った。
むむ、そう言われてしまうと、なんかもったいない!
と思ったので、今月はほとんど、まだ勉強していない過去の放送内容のものばかり勉強していた。
あともう少しで全部終わりそう。

そんな中、だいぶ古い2022年6月27日放送「日本 国連安保理の非常任理事国に当選」という、いかにも飛ばしたくなる小難しい回の学習ポイントコーナーで、明日香先生が国連総会議長の特徴的な英語の発音グセを解説し、

今、世界にはいろいろな英語があふれています。さまざまな国の人が話すバリエーション豊かな英語を、総じてWorld Englishesと言うことがあります。今はまさにWorld Englishesの時代ですので、違いを楽しみながら、多様な英語に慣れることで、実社会でも役に立つようになると思います。

明日香先生

と、素晴らしいお言葉を述べていた。
ちょうど直前に「新しい英語力の教室 同時通訳者が教える本当に使える英語術」という本を読み、そこでもグロービッシュを学ぶ大切さを再認識させられたところだったので、ウムウムと納得した。

逆に言えば、自分のスーパー日本語訛り英語も、気にせず話せばいいということだ。