NHK語学講座 2024年3月の総括
今月の英会話タイムトライアル
ついに今月で2023年度の放送が全部終了した。
次年度もちゃんとまたタイムトライアルは継続されるから安心だ。
特に嬉しいのは、他の語学番組だと出演者が結構変わるところ、この番組は最初からずーーーーーーーーーっとスティーブ先生とジェニーさんでやってくれていること。
もう聴き続けて10年を超えてますけど、次年度も勉強しますよ!
私の英会話はタイムトライアルで出来ていますので。
今月は最後の週に大好きなSPRロビクスがあって楽しかった。
SPRロビクス2日目の、家具を動かすやりとりの会話練習で、スティーブ先生の
「う、ご、か、・・・・・・ないっ!!」
がとても面白かった。素晴らしい演技力です👍
出来れば今後も毎月最後の週は全部SPRロビクスにして欲しいんだけどなー。
今月のニュースで学ぶ現代英語
こちらの番組も、次年度も続く、と言うより、人気の度合いが予算アップに繋がっているのが分かるような変わり様になる。
個人的に色々ガッカリな点があるけど・・・まぁ自分が何を言おうが無意味なのでしょうがない。
いつも実直に励ましのお言葉を述べてくれていた明日香先生と、さすがプロという聴きやすさ&暖かみのある声と口調がファンだった秀島さん、お二人ともいなくなるのはとても残念ですが、ありがとうございました~!
最後に、明日香先生の素晴らしい最後の弁「英語の使い方はもっと自由であって良い!」を、ここに自分なりに要約して記録しておきます。
【重要なのは、「意味が正確に伝わること」】
英語に訳すにしても、日本語に訳すにしても、重要なのは、「意味が正確に伝わること」です。
例えば、"My uncle writes poems."は、直訳「私のおじは詩を書きます」よりも「おじは詩人です、詩を書く人です」。意味をくんで「もっと自由に訳す」ように心がけると、それが「英語らしさ」「日本語らしさ」につながります。
そして、「英語らしさ」「日本語らしさ」というのは言語構造の違いを理解することで学べますし、その違いが理解できると「英語の正しい感覚」が身につくようになりますよ!【大切なのはintelligibility「明瞭さ、通じやすさ」】
英語は今や、アメリカの言語でも、イギリスの言語でもありません。世界の“共通言語”です。
世界の英語の話し手の6~8割が、英語以外を母語とする「非英語母語話者」とも言えます。つまり、今後、私たちが仕事などで出会う多くの外国人は「非英語母語話者」になるというわけです。(だから)大切なのはintelligibility「明瞭さ、通じやすさ」です。それがあれば、英語の使い方はもっと自由であって良いんです。間違えても気にしない!
中満国連事務次長のように、はっきりと、短いスパンで区切って話すのもintelligibilityの1つです。It is up to you, / the States, / to take a preemptive and preventative approach, /のように短く区切ると、とても分かりやすいですね。
【speak up「大きな声ではっきり話す」、speak out「思い切って言う」】
時にはネガティブな反応をされることもあるかもしれませんが、臆することなく、英語を堂々とspeak up、speak outすることが何より大切です。
「英語の使い方はもっと自由であって良い」のです。なぜなら、私たちの英語はWorld Englishesの1つなのですから。ですから、間違えても大丈夫。それよりも、相手の言っていることに耳を傾けたり、堂々と自分の考えを相手に伝えたりしましょう!
最後に、皆さんに南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の言葉を紹介して終わりたいと思います。
“If you talk to a man in a language he understands, that goes to his head. If you talk to him in his own language, that goes to his heart.”
「相手が理解できる言葉で話せば、それは相手の頭に届く。相手の言葉で話しかければ、それは相手の心に届く」です。
明日香先生の最後の週より