英語関連の本:「海外ドラマはたった350の単語でできている」・・・今回も読む必要が無かった。

Amazon Prime Readingの活用

最近Amazon Primeに入ったので、Prime Readingも少しずつ活用するようになった。
と言ってもなかなか時間が取れないので、一応英語の学習本を優先して読むようにしている。

で、今回Prime Readingで読んだのが「海外ドラマはたった350の単語でできている」
この本の表紙は本屋さんで英語語学書コーナーを回るたびにほぼ毎回目にしている。でも一度も手に取ってみたことが無い。
個人的にず~っと勉強してきている通り、残念ながら350個の基本単語を知っているだけでは海外ドラマを理解することは不可能だと分かっているから。
とは言え、せっかく読む機会が出来たんだから・・・と試してみたという次第。


350語の話はほぼ最初だけ

本の構成としては、

・ドラマで出てくる単語が超基本350語だけという根拠
・ネイティブと会話するのはそんなに簡単じゃないよ、という話
・その350個を使っての基本的スピーキングの習得の仕方
・リスニングの習得の仕方
・おまけの瞬間英作文


人気ドラマ「Sex and the City(SATC)」に出てくる単語を全て調べたというのだから凄い。
その結果として350の基本単語ばっかりでした、ということだそうだ。
まぁそれはいい。

しかし、自分の例で言えば、ここでメモっている通り「The Good Place」や「Just Add Magic」であんなに知らない単語がい~っぱい登場しているワケで、「海外ドラマはSATCしか観ません」というのでもなければ、結局そんな甘い話ではない。
本の中で比較として「Friends」でも調べて同様の結果だったという話がちょっと載っていたけれど、SATCとFriendsは良く似た系統のドラマなので、比較対象としては意味がないのでは・・・。

本の残りのほとんどはもう海外ドラマの話ではなく、スピーキングとリスニングの習得の仕方に特化してしまっていた。
一応スピーキングではその350語を使って話せばいい、という趣旨で350語を持ち込んではいるものの、なんかもう本書の主題であるはずの350語から離れちゃったなぁ、という印象。
そして、その超基本の350語だけ使って話して、例えそれが相手に通じるとしても、児童や小学生がしゃべっているようなもの。
子供ならそれでもいいけれど、大人になってそれでは・・・。


今回も読む必要が無かった

でもまぁ、
「海外で生活してみたら、スピーキングは無理やり通じるとしてもリスニングは全く歯が立たずショックを受けました」
というのは全く同感なので、基本的に筆者の考え方には賛同している。
なので、

350語を覚えるだけで海外ドラマが理解出来てしまうようなミスリード的タイトルではあるけれど、読者にやる気を起こさせるにはいいんじゃないですか。

ってことだった。
良い本とも悪い本とも言えないような結論だけど、ともかく前回の本同様、今回も読む必要が無かった・・・。