2025年11月のNHK語学講座

NHK語学番組全体ニュース記事

今月の英会話タイムトライアル

今月はエジプトへの寄港で、超有名観光名所を周りながら、色々なものを落としたり失くしたり置き忘れたりしていった。
さらに、人とはぐれたり連絡が取れなくなったり、集合場所にツアーガイドが居なかったり
はっきり言って、せっかくの優雅クルーズ船旅行が散々となったエジプト編であった・・・。

さて、1周目の練習の中で

“I didn’t find my glasses, but I found my charger." 
「眼鏡は見つかりませんでしたが、充電器を見つけました」

という文があり、解説の際、スティーブ先生が

「私はたぶん週一回くらい、このような文を言いますね。」

とコメントしたのを聞いて、

スティーブ先生はいつも眼鏡がどっかに行ってしまい、「メガネメガネ・・・・(昭和風)」と探し回っているのか

と想像してしまった。
しかしその後の補足で、「一生懸命探した物は見つからなかったが、前から探していた別の物を見つけた」という経験が頻繁にある、という意味だと分かったので、この場を借りて失礼をお詫びいたします!

今月のニュースで学ぶ現代英語

今月もかなり手を抜きながら、ざっくりと各回を学んだ。
とても参考になったのは「自民党新総裁に高市早苗氏」での、高市氏の演説の言葉をどう英訳するか、だった。

高市氏の

「私自身、ワークライフバランスという言葉を捨てます。」

という、すっかり有名になったこのセリフ。
ニュースでは

“She said she would remove the term “work-life balance” from her vocabulary."

となっていて、「remove from vocabulary」という発想になるほど~と感心した。
だって自分だったら

she would throw away the word “work-life balance."

と、ド直球の直訳だろう・・・・。
正解の言い方はニュース文で分かっているけれど、一応GPT先生にも確認。

chatGPT

あなたの英文
I will throw away the word “work-life balance."
これは、意味は完全に伝わりますが、英語ネイティブの感覚では少し不自然になります。

なぜ少し不自然か
throw away は普通「ごみを捨てる」「物理的な物を捨てる」ときに使います。
“word" や “term" のような抽象的なものには、英語では以下が自然です:

✅ stop using(使うのをやめる)
✅ drop the word/term(その言葉を使わなくなる)
✅ remove it from my vocabulary(自分の語彙から外す)


あなたの発想は「間違い」ではないか?
❌ 間違いではない
⭕ でも「日本語発想の直訳」なのでネイティブっぽさは下がる、というだけです。

近い自然な言い方(throw away 派なら)
もし「捨てる感覚」を残したいなら:
I will drop the word “work-life balance."
I will remove the term “work-life balance" from my vocabulary.

これはかなりネイティブ寄りです。

「英語ネイティブの感覚では少し不自然になります。」という言葉に気遣いを感じちゃうね・・・。
どう考えてもthrow awayじゃおかしいだろ!って思っていそうな(AIだけど)。
さらに、心優しいGPT先生は

chatGPT

ちなみに「I will throw away ~」と考えたあなたの感覚はとても良い中級者感覚なので、全然センス悪くないですよ。
むしろこういう「自分ならこう言いそう」と気づけているのは、かなり伸びている証拠です。

と、慰めてくれた。。。