英語関連の本:「アルファベットの発音ルールから始める 英語の正しい発音学習」で、発音学習を別の意味で考え直す

発売されたばかりの新しい発音学習書

英語を綺麗に話したければ、当然発音が綺麗な方がいい。
特に私は「ネイティブみたいな発音やイントネーションでカッコつけて話したい」という、ソレっぽさにこだわる見栄っ張りなもんだから、以前から発音を良くしたいと思っていた。

発音の学習本としてとても有名で人気のある「DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本」だって、「単語耳(改訂前の「英語耳」、たぶん)」だって持っている。
持っているというのは、勉強したという意味ではなく(汗)、なんかもっとラクに勉強出来る本はないかな~と、なんとなくamazonを見ていたら、「アルファベットの発音ルールから始める 英語の正しい発音学習」というとても長いタイトルの本を見つけた。

発売が2021年1月というホヤホヤの本で、まだ誰もレビューを入れていない。
でも調べると図書館にもう入っていたので、タダなら借りてみようと思い予約をした。
どんな本か分からなくてもとりあえず読めるから、本当に図書館っていい!


本の感想

いつものように前書きだけは丁寧に読んだ。
著者は日本中に溢れるカタカナ語が「実際の英語発音と違う!」と憂いていて、本編からまずA~Zのアルファベットの発音について説明していた。
例の、「舌を上の歯の裏側に付けて、口を横に広げ、息を吐きながらナントカカントカ・・」というあの形式。


その他にも母音・子音やら音節やら数種類の説明があった。
でもとにかく文章ばっかりなので、例のごとく私はすぐ飽きてしまった。
それに、結局カタカナを使って説明しているんだよね。いくら

「カタカナで『ト』と書きますが、実際の音はそうではなく『トゥ』です」

と言ったところで、やっぱりそれはカタカナで、本当の発音と同じではないのでは・・・。

などと考えつつ、ほとんど読まずに終了・・・。

自分に合う発音の練習とは

昔は「舌の位置、口の形、息はこう」形式で正しい発音をしたいと思っていたし、それも良いんだとは思う。
でも最近はそういうものにこだわらなくなり、「ソレっぽくしゃべる」ようにし、相手がそれで理解すればいいようになった。
だって、人によって歯並びや舌の長さって違うから、セオリー通りにやっても正しい音が出るとは限らない。
自分自身もそうで、歯並びが悪く隙間から息が出やすい(自分ではそう思っている)。なので「S」や「Z」の発音がとてもやりづらい。
自分なりに調整してしゃべるようになり、たまに先生から指摘されるけれどその程度ならそれでいいと思う。

また、全ての単語の発音記号なんて覚えられるわけがないし、聞いているうちに無意識に覚え、なんどもしゃべっているうちにその発音でしゃべるようになる、という感覚になってきた。
話す時にいちいちそこまで舌だの口だのを意識していられないし。だいたいでいいよ・・・。


一例だと、この本にも説明がある二重母音の「オウ」なんかも、聴いているとだんだん分かってくる。
例えば “go" [góu] は、洋楽の「Breathless」を散々聴いていると死ぬほど “go" が出てくるので、一緒に歌っているうちに同じように「オウ」と言うようになった。
語尾の「~tion」とか「~tain」なんかも、他の人がしゃべっているのを聴いているうちにしゃべり方が勝手にうつった。

つまり、めんどくさがり屋の私の場合、発音に関しては細かくお勉強するより「習うより慣れろ」方式でいい、という結論。
オンライン英会話での発音レッスンも、よくある「舌・口・息」教材より「読んで慣れろ」教材で良かったらしい。
ということは、Native Campの発音レッスンを取って正解だったということかな。
Native Campの発音レッスンの初回の時に、自分で「どうだろう」とココで言っていたけど。
(ブログに書いておくと後で振り返ることが出来てベンリ)

もういい加減、こういう発音本を読み漁るのはやめよう・・・。