Camblyを試した1ヶ月の感想
実に特徴的だったCambly
7月の1ヶ月間、下記の通り週3回、1回30分でネイティブ講師のレッスンを試してみた。
事前にそれなりにネットでウワサ等を見てきたつもりだったけれど、実際入会して操作してみると、やっぱり入ってみないと分からないことが多かった。
「日本の、日本人向けの至れり尽くせりなオンラインスクールとはイロイロ違う」という話は聞いていたけれど・・・うーん、なるほど!
という感じだったので(?)、先日のレアジョブ1ヶ月間の時と同様にざっとまとめてみた。
必要最低限、スーパーシンプルなメニュー
ダッシュボード画面の一番上のメニューはこれだけ。まぁ必要最低限だけ載せましたって感じ。
まず左側、レッスン関連。
講師を探したければ「講師」、カリキュラム(教材)を見たければ「カリキュラム」、レッスン履歴を見たければ「履歴」。
以上。
実用性重視なところがアメリカのスクールっぽい。
右側はスケジュール関連。
「あなたのプラン」は大不満なので後で述べるとして、それ以外のアイコンはまぁ一応見ればなんとなく何のボタンなのか分かる。
しかし・・・。
・メッセージ:講師別にまとめてはあるものの、ズラーッと並んで出るだけでソートが出来ない。やりとりする講師が増えれば増えるほど探すのが大変。
・お知らせ:既読になったお知らせはもう出てこない。え、もう見られないの??
・カレンダー:押したら、カレンダーが表示されて一目で自分の予定が全体的に確認できるのかと思いきや。
・アカウント設定:デフォルトのアイコンを自分の選んだ画像に変えるメニューが、最後まで見つからなかった。
必要最低限、スーパーシンプルな講師検索
【検索機能】
少ないでしょ、この講師数に対してこのキーワードでは・・・。
講師の人柄なんて良いのが前提だしどの人も大して変わらないんだから、それよりも国籍、性別、教員資格の有無、「スーパー講師」かどうか、って当然絞りたいよねぇ???
検索させないのって、わざとかな・・・。
フリーワード検索をさせたいんだとしても、そのワードが先生のプロフィールに入っているかどうかなので、スペルとか一般的英語表現とかが分からなかったら探せない。
あと絶対必要でしょ!!と思ったのは、「残り時間」。いちいち一人一人の残り時間を見るのが、なんと煩わしかったことか。
だって「残り1分」とかって人だらけだったし。
自分の受けたいレッスン時間に合わせられる講師をまずは絞りたいわけで。
【講師一覧】
これまた・・・。
講師一覧を見ていると、定期的に画面が自動更新されて順番が入れ替わってしまう。やめて~!!
そしてその講師一覧も、並べ替えが出来ないし、何を基にした順に表示されているのか不明。
ついでに、講師全体の切り替えが「オンライン」と「お気に入り」しかなく、現時点でオンラインではないまだ見ぬ講師は、とにかくフリーワード検索が必要という仕様。なんだかね・・・。
サブスクリプションの分かりにくさは最大限!
Camblyは柔軟なプラン設定が可能になっているのがウリだけど、そのお陰で
ま~~、分かりづらかったこと!!
1ヶ月間、最初から最後までなんだか混乱していた。
自分の持ち分の時間を1分単位で管理していて、それを「ミニッツ」と呼ぶらしい。
画面上部の「あなたのプラン」をクリックすると残り時間が出てくるのだが、例えば「今日は〇時から予約が入っているんだよな~」と思いながら残り時間を見て、
なんて風に出てくると、初心者は当然コレを見て「エッ!なぜ残り時間0分なのっ!?」とビックリするわけだ。
これじゃ分からないよねぇ・・・。
既にその日の予約を入れてある(でもまだ受けていない)状態だと、それを含めて現時点での残り時間を表示するので、今日は0分だと表示されるらしい。
知らないと、「今日の予約レッスンはどーなるの!?」と思ってしまう。
「3/3日分を使用済み」という表示もクセモノ。
これも同様に、先の予約が入っているとそれを含めて1週間内の残り日数が出るようだ。
こういったことを理解するまでしばらく掛かり、それに加え海外にいるせいで時差があって、余計に大混乱してしまった。
しかも予約を入れる時の画面遷移で1ヶ所、タイムゾーン表示が間違っているバグらしきところがあり、そのせいで予約日時を間違えることもあった。
予約は予約自体にもキャンセル自体にもお金が掛からないので、間違った場合は取り消せるのでそれはありがたかったけれど、先生にも迷惑が掛かる。
良い点も述べなければ・・・
もちろん良い点もあるので、公平に述べておくと。
【サポートが非常に良い】
サポートはすごく良かった。問い合わせれば1両日に返事が来る。メール文章が日本人のもので丁寧。情状酌量もしてくれて非常に良心的。
上記のようなシステム上のあまりに分かりづらい仕組みとは完全にアンバランスな、日本的対応に感動した。
今まで数多くオンラインスクールを利用してきたけれど、こことレアジョブのサポートが特に印象が良かった。
【超ローカルなネイティブスピーカーを選択できるのはここだけ】
ズラッと並ぶ講師がみんなネイティブスピーカーというのは壮観だった。そしてさらに具体的地域で検索すると、自分の住んでいるエリアにほぼ近いようなめちゃめちゃローカルな先生が結構いるのにも感動した。
そんなニッチな講師選びまでは必要ない生徒が大半だと思うけれど、私の場合は地元民との日常会話が最優先なので、その点ではCamblyが自分に一番合っているということになるんでしょう。
【先生に自由にメッセージが送れる】
これも大きい。この機能は他のスクールではないし(Native Campはチップ払いさえすれば出来るのかもしれないけど)。
メッセージが届くとメールで知らせてくれるので気付きやすいし。
【どんなに先の予定でも予約無料取り放題】
個人的には時間縛りのある予約レッスンは好きではないけれど、予約は「必ずその先生のレッスンが受けられる」という安心感は確かにある。
Native Campで追加料金を払うのを躊躇し予約をしない状況だった後だけに、なんだかすごく贅沢な感じがした。
【待機中の講師もそれなりには居る】
想像していたのよりは少なかったけれど、待機中の講師もちゃんと居る。アメリカの先生ばっかりだったけど。
Native Campで好きな時にレッスンを受けられるラクチンさを味わって以来、やっぱコレだよね~と思ってしまう。
【レッスン自動録画、有難くもあり、有難迷惑でもあり】
せっかくの自動録画なので、レッスン後一応聞き返すことにした。
きっとそれは良いことで、自分の学習にとっても良かった、に違いない。
(ただし気分的には、聞きたくもなくめんどくさいものをわざわざ時間を掛けて観るのがすっっごく苦痛だった!!)
レッスンはフリートークと日記添削がほとんど
結果的に、Camblyのカリキュラムは使わなかった。面白くなさそうだったので・・・。
また、多くの先生が勧めるニュース教材(DMM英会話系の「Engoo」にあるデイリーニュース)も一度も使わなかった。
気軽にネイティブスピーカーとおしゃべりするという機会を活かしたかったので。いや、正直に言うと予習が面倒だったので・・・。
でも実際、ニュース教材ならノンネイティブ講師と練習してもたいして変わらないと思う。
だってネイティブ講師と言えど、都度発音やイントネーション類を直してくれた先生はゼロだったので!!
結局他のスクールでネイティブ講師のレッスンを受けた時と変わらず、発音系を直して欲しければ、最初から「私は発音類を直すレッスンを受けたいんですっ!」とはっきり宣言し、先生との会話の中で自分でそっちの方向へ話を持っていきハッキリ要求しなければ無理だ、と思い知った。
フリートークをしながら「あ、今のRはLに聞こえたわ」「そのイントネーションは不自然ね」なんていちいち直す先生はいないのだ。
まぁこの辺の話はまた後日、今後の学習方針を決める時に改めて思い返そう。
発音以外については、ネイティブらしくババーッと話す人が多くていいリスニング実践練習にはなった。
日記を直してもらって自然な表現も教わった(多少・・・)。
講師としては概ねみんなフレンドリーで気さくだった。
通信問題でまた一旦停止に。
そんな感じで、システム上の不満はタラタラながらも自分にとってのメリットが結構あるCamblyだったので、プラス3ヶ月くらい、このままCamblyを続けてもいいかな、と思っていた。
最後の最後で私の苦手とするイントネーション(センテンス・ストレス)を直してくれそうな先生も見つけたし、いつも日記を直してくれる固定っぽくなりかけていた先生もいた。
しかし・・・。
自分の家ではない、今住んでいるこのお宅のWifi環境が相当ひどく、どの先生と話していても通信状況が悪くてレッスン動画が時々聞こえなかった。
レッスン中に通信が切れてしまうことも時々あるし、どうも先生との会話のラグが出来てしまうようで、お互いの会話が相手の会話にかぶさってしまう感じで実にやりづらかった。
これを続けてもストレスになってしまうので、一旦やめて、帰国してからまた受ける(受けないかもしれないけど)ことにした。
それまでの間に自主練をしっかりやり、次にCamblyでレッスンを受ける時にはもっと効率の良いネイティブレッスンメリットを享受出来たらいいと思う。