多読 3:The Story of a Mother (Level:1)
以前Chapter1だけ読んでいた
レベル0の本をある程度学習予定としてクリップしていたものの、ここまでの2冊を読んでみて、さすがに易し過ぎる・・・と思い、全てリリースして今度はレベル1で検索した。
いくつか適当に「学習する」ボタンを押して一覧にし、さて次は。
ここはまず「The Story of a Mother(ある母親の物語)」。
この本は無料会員の時にChapter1が公開されていて、1章だけ読んだことがある。
今度は最後まで読めるので、せっかくだから最後まで読み通すことに。
[シリーズ] Happy Readers
[出版社] Happy House
[著者] Han Christan Adersen
[総語数] 1180語
サマライズは自分のものの方がいい・・・ような(ボソッ)
この本、文章は易しいけれど内容が子供向けにしては高度。
特に最後の花を摘む部分って、哲学的というか、比喩っぽ過ぎて読者の理解力を試されているようなもの。
なのに、読んだ後のクエスチョンの3問目でそのことが問われている。
え~、これって解釈が難しかったんだけど・・・私だけ??
正解だったからなんだかホッとしたけど、質問難しいってば。
そんな内容だから最後の要約も難しい。
自分なりに解釈した内容で書いたら、お手本は最後の難しい解釈部分をめちゃくちゃ端折ってる!
はっきり言って最後の部分については、自分の要約の方が良かった。・・・と思う。
単語 “thorn" を、以前読んだ際調べたけれど、一応後で再確認。「イバラ、とげのある植物」。イタタ・・・。
本の感想(ネタバレ注意)
音声の朗読が実に素晴らしい。たぶん死神の声以外、ナレーションを含め全ての声を一人の女性が担当していると思う。
臨場感があって、すごく上手で感心した。
壮大な音楽も付いていて・・・でもこれは内容とマッチしていないし、ちょっと盛り上げたらすぐ止まっちゃったりして、イマイチだった。
それより、この本は何と言っても内容(と、それに合わせたイラスト)が強烈インパクト。
以前Chapter1だけを読んだだけでも、
なんて暗い話なんだ!
と思った。
今回最後まで読んでみて、
なななんて暗い話なんだ!!
と思った。
ひどくない!?とげで刺すわ、眼を奪うわ、髪を引っこ抜くわ・・・。もうお母さんがかわいそうでかわいそうで・・・最後まで報われない母。イラストがこれまた悲惨で・・・あぁ~。
アンデルセンの話ということで、wikiでちょっと調べたところ彼は不遇の人生だったようなので、それが反映しているのかも。
アンデルセンと言えば有名な「人魚姫」とか「マッチ売りの少女」でも、みんな主人公が最後に死んじゃうもんね。
死神もひどいと思った。最後の説得って、お母さんの良心や罪悪感を上手く利用しているとしか思えない。
さすが、イラストではなんだか困った顔をしたおじさんだったけれど、やっぱり死神。