新しいAI添削先生「DeepL Write」も優秀

AI添削ツール「DeepL Write」登場

最近、Open AIによる「ChatGPT」が優秀過ぎて、世界中で大騒ぎになっている。
コレにお任せすれば何もかも全てが出来てしまうということで、もうこりゃ人間の出る幕はないね、という状態だ。
と言ってもまだまだ改良の余地があるようだし、倫理やその他の様々な問題で相当な物議をかもしている。

AIによる言語翻訳も相当進化している。
以前はGoogle翻訳が主流だったが、私の方はどちらかと言うと「DeepL」の方にもっとお世話になっている。
とにかくこの世界一難しいと思われる日本語を上手に駆使して素晴らしく翻訳してしまうのでびっくり。ただちょっと忖度しすぎと思うことも多い。
勝手に文末に「(笑)」とか付けないで欲しいね・・・。

で、そのDeepLに新しいサービス「DeepL Write」という英文添削機能が登場した。
まだベータ版で、もしかしたらそのうち有料になってしまうかもしれないけれど、今のところは無料で使える。
これがまたなかなか優秀な先生だった。

DeepL Writeを使ってみた

私が最近AI翻訳を使う場面は、
Englyに投稿する英語日記や投稿のお返し文の作成時
・外人サン相手の英文メールやメッセージの作成時
が多い。
Englyに関しては、

に書いている通り、日本語文を貼り付けてまず翻訳英文をもらい、GoogleとDeepLでそれぞれを見比べながらいいトコどりをし、さらに自分が納得いくよう書き換える。
なんとか500文字内に収めたら(Englyの投稿1個が500文字以内なので)、それをGrammarlyに貼り付けて文法お直し。
Grammarly修正後は大抵また500文字を超えるので、それを再度500文字内に削り、一応また文法チェックを受けて終了。
理想は先に自分で英文を書いてから・・・だけど、時間が無いのでそこはチート状態。

そこへさらにDeepL Writeも使ってみることにし、Grammarlyと併用して文章チェックをしてみた。
これがまたなかなか凄い。
例えば先日書いた英語日記が以下の通り↓

DeepL Writeによる日記の修正例

先日書いた日記

The cold wave, which is said to happen once in a decade, caused a lot of trouble in some parts of Japan. But as far as I’m concerned, it didn’t hurt anything except for the cold. I’m sorry for those who had a hard time.

Or rather, today was a bright sunny winter day. The sky was stunningly blue, and there was no wind so it wasn’t too cold. I found the first plum trees of the year with small but lovely blossoms.

Although Japan is a small country, the climate is so different from place to place.

2段落目は、当初は以下のように書いていた。

I found the first plum trees of the year with small but adorable flowers.

それをDeepL Write先生に見てもらったところ、
“adorable"“lovely"
“flowers"“blossoms"
という指摘が入り、言われてみて「確かにそうだ」と思った。
“adorable" は、動物や子供を「可愛いわねぇ!」と褒めるイメージだし、"flower" は地面から茎がのびている花に対して “blossom" は木の上に咲く花(桜など)だ。
これって、梅の木の話だったからそういう風に提案したんだよね。うーん、やりますな。

他にもこういうことはたくさんあり、なんとなく「文脈をちゃんと見ている」と感じる。
そしてGrammarlyと違いこちらは「自然に聞こえる言い方や語彙を提案」してくれる。
それって、まさに、私が良く英文を添削してくれる先生に求めている事、そのまんま。
つまりDeepL Writeがあれば、もうネイティブスピーカーにこだわって添削を受けようとしなくていいということかも。
まぁ精度とか色々まだまだの点があるだろうけど・・・これは凄い!

AIがあれば英語学習は不要になってしまう・・・

AIがどんどん進化すると、こういう翻訳ツールが完璧になって、翻訳家は不要になってしまうかもしれない。
書くだけでなく話す方も進化を遂げていて、今お試し期間なので会員登録した英会話教室イーオンのスピーキングアプリ「AI Speak Tutor 2」を利用してみると、音声認識が凄いのはもちろん、色々な言い回しにもある程度対応しているのが分かる(お手本と違う言い回しを使っても正誤判定が出来る)。
これはそのうち英会話の先生もいらなくなるということかも・・・。

そして例えば携帯に入っている音声翻訳アプリを使って他の言語の人々と意思疎通をスムーズにするようになったら、こうやって苦労して英語を勉強する必要はやっぱりなくなるのかなぁ・・・なんて思ってしまう。
楽しい趣味として学ぶ分にはいいけれど、仕事で使う分にはツールを使った方が正確でスムーズなやりとりが出来るのかもしれない。
そう考えるとなんか空しい気もするけれど、世の中の進化はどうにもならない。
でも私は外国の人たちと自分で会話がしたいし、洋画や海外ドラマをそのまま観て楽しめる、という理想の自分になりたい。
ということで、利用できるツールは有難く利用しながら、今のまま地道に頑張ろう。