シャドーイング練習からオーバーラッピング練習へ

課題を整理し、オーバーラッピングを始めることにした

オンライン英会話を毎日のようにやっていると、その予習(やる気があれば)・レッスン・復習(これもやる気があれば)と、クルクル追われるように続けていくことになる。
「習うより慣れろ」でどんどん話し慣れをしていくのはとても良いことだ。でも自分の状況を振り返る暇がなくなってしまう。

でも今はオンライン英会話休止中のため、ちょっと落ち着いて、「次は何をすると効果的か?」と考えられる。
そこで、過去の自分の投稿を振り返りつつ、次にやるべきことを整理して考えてみた。
その経緯は以下の通りなのだが、結論としては、練習する意味を理解したので「オーバーラッピング」をやろう、ということだった。

リスニング力の変遷とシャドーイングの効果

元々自分ではリスニングが一番苦手なスキルと認識していて、以前は確かにそうだった。
昔受けたIELTSでは、自分の予想通り、リスニングが一番スコアが低かった。
ちなみに当時でもスピーキングのスコアが一番高かったのは、やっぱりオンライン英会話のお陰だ。

リスニングの力を伸ばすのは、他の能力と比べてとても難しい。
ただ何かを聴けば勝手に伸びて、それが自分で実感するのならいいのに、そのどちらもリスニングには当てはまらないと思う。
実感しづらいという点で、一番苦しい勉強だ。

今は色々努力してきて、「確かに耳が良くなった」と思う時と、講師ではなくネイティブの一般人と一般的日常会話をしては「全然ダメだ・・・」と自信を失う時を繰り返している。
もうしょうがない。それがリスニングというものだ・・・。

とりあえず役立ったのは何だったかを振り返ってみると、やはりシャドーイングではないかと思う。

今では、半分寝ながら出来るシャドーイングばっかりだ。
NHK「Enjoy Simple English」も、本当は超苦手なリピーティングの練習をしようと思っていたが、あまりに出来ないのでイヤになった結果、今ではシャドーイングonlyにしてしまった。
自分に甘いワタシ。

しかし、とりあえず

↑ここに「気付いた変化」としてメモした通り、リスニング力が変化したのは明らか。
歌の歌詞は、聴いた瞬間意味が頭の中に浮かぶ、というところには至っていないので、コレはまた今後の課題。

やっと理解したオーバーラッピング練習の意味

ということでリスニングについてはちょっと置いておいても良さそうなので、他のことにフォーカスする。

↑でボヤいていたように、私はオーバーラッピングをちっとも重視せず、ラクチンなシャドーイングばかりやっていた。
でも最近になってようやく、オーバーラッピング練習が自分にとって意味があることに気付き始めた。
というのは、

Camblyで自分のスピーキングを聴き(聴かされ・・・)、リズム・イントネーション・シラブル(音節)といった、英語を話す上で理解されやすいテンポが自分には欠落していることがはっきり分かり、お手本のマネをもっとしないとダメだと分かった。

それをするには、シャドーイングよりオーバーラッピングだ。
世の英語学習関連ブログ等でのオーバーラッピングの効果の解説は、私にはちょっとピンと来ない(だからオーバーラッピングがいいと思っていなかった)。
でも世の中の意見は無視して自分で実感することを書くと、

【シャドーイング】
メリット
・聴きながら違うことを話す、という日常生活でも役立ちそうなマルチ技能が身に付く
(例えば、TVを見ながらダンナさんの問いかけに反応するとか)
・自分の声が被っていないので、お手本の発音を聴いて参考に出来る


デメリット
・追いつきさえしなければ結局自分のテンポで自己流にしゃべってしまう

【オーバーラッピング】
メリット
・一緒に話すので、テンポがズレていたら分かる

デメリット
・一文一文の出だしを合わせようとして、ちょっと気が散るし、池の鯉のように口を開けて待っている(いいけど・・・)
・自分の声が丸被りなので、お手本の発音が聴こえず参考に出来ない


それぞれ良い点・悪い点があるけれど、ある程度音が聞き取れるようになった自分の次の課題にフォーカスするなら、これからすべきことはオーバーラッピングでしょう。

オーバーラッピング練習に多読素材を活用

という訳でオーバーラッピングの練習をちょっとずつ取り入れてみようと思う。
つまんないニュース教材ではすぐ飽きるので、ここはやはり私らしく「物語」で。
最初は易しい英文が入っているものがいいので、またまたお気に入りの

「The Secret Garden(秘密の花園)」
「The Merchant of Venice(ヴェニスの商人)」

他、何かいいものがあれば随時取り入れ、速度も最初は遅めから始めたり、と色々工夫してやってみることにする。

これで、普段のしゃべり方のリズムが良くなればいいなぁ!