多読 23:The Merchant of Venice (Level:3)

いよいよシェイクスピア

前回の、オペラのあらすじを読んだだけという感じだった「Carmen(カルメン)」の口直しをしたかったので、次は何か明るくて楽しい物語がいい!と思った。
でも今まで色々読んでいくうちに、同じ「Level 〇」であっても、一緒に振られている「YL(Yomiyasusa Level)」という、なぜ “Yomiyasusa" だけ日本語・・・なのはともかく、そのレベルの数値によっても違いがあるようだと感じた。

そこで、候補にしている数冊を、なるべくこのYLの数値の小さい方から読んでいく方がいいのではないかと思い、その基準でいくと、次は「The Merchant of Venice(ヴェニスの商人)」となった。

有名なシェイクスピア作品で、話も少し知っているけれど、最初からきちんと読んでみたいと思っていた。
本の表紙を見ると何かの冗談かと思うほどマンガチックだけど、まぁ話には関係ないからいいでしょう。

[シリーズ] Smart Readers
[出版社] Happy House

[著者] William Shakespeare
[総語数] 7061語

知らない or あやふやな単語

・solemn:いかめしい、重苦しい [sɑ́ləm]
・weigh down:(人)の気を重くさせる、(人)の重荷になる、(人)を意気消沈させる
  ex) His face was solemn and his heart was weighed down by his worries.

・generous:気前の良い、惜しみない [dʒénərəs]
  ex) Antonio was a generous man.

・mistress:女主人 [místrəs]
  ex) Nerissa laid a comforting hand on her mistress’ shoulder.

・ducat:ダカット金貨 [dʌ́kət]
  ex) I want to borrow 3,000 ducats.

・sly:ずる賢い、狡猾な [slái]
  ex) Antonio really disliked the sly, selfish moneylender.

・stroke ~:(手で)~をなでる [stróuk]
・thoughtfully:考え込んだ様子で [θɔ́ːtfli]
  ex) Shylock stroked his beard thoughtfully as he replied.

・dignity:威厳、品位 [dígnəti]
  ex) I will behave with dignity.

・casket:宝石箱 [kǽskət]
  ex) A servant handed him the key to the casket.

・scroll:巻物 [skróul]
  ex) lnside, he found a picture of a skull, and a scroll which told him all that he needed to know.

・nudge:軽く突く [nʌ́dʒ]
  ex) Gratiano nudged Lorenzo and said.

・grumble:うなる、不平を言う [grʌ́mbəl]
  ex) Shylock grumbled about Launcelot Gobbo leaving him.

・dull:(色が)ぼんやりとした、光沢のない [dʌl]
lead:鉛 [léd]
  ex) The third casket was made of dull lead.

・fool:愚か者、道化師 [fúːl]
  ex) Inside was a picture of a fool.

・tame:飼いならされた [téim]
  ex) Jessica had given a sailor Shylock’s most precious ring, in exchange for a tame monkey.

・contemplation:熟考、瞑想 [kɑ̀ntəmpléiʃən]
  ex) I will live in silent prayer and contemplation until they return.

・monastery:修道院 [mɑ́ːnəstèri]
  ex) We shall stay in the monastery a couple of miles away.

deceive:欺く、だます [disíːv]
  ex) Why shall we dress up and deceive them?

・harsh:手厳しい [hɑrʃ ]
  ex) I know you have tried to persuade him to be less harsh.

・rage:怒る、暴れる [réidʒ]
  ex) I will be patient and quiet while he rages.

・rasp:やすりをかける [rǽsp]
・scrape:(こすって)キーキーと音を立てる [skréip]
  e) The rasping, scraping sound of the knife being sharpened

・outcome:結果、結末 [áutkʌ̀m]
・bring about:もたらす、引き起こす
  ex) Can’t you bend the law a little to bring about the outcome that is truly right?

・scowl:顔をしかめる [skául]
・stamp:足を踏み鳴らして歩く [stǽmp]
  ex) Shylock scowled and stamped about.

・spare ~:~を使わない、取っておく [spέər]
  ex) Only the Duke can decide whether to spare your life.

・tilt:傾ける [tílt]
  ex) She tilted her head to one side.

・observe:見る、観測する [əbzə́rv]
  ex) “The night is looking a little paler, like a gloomy day,” observed Portia.

・quarrel:ケンカする、口論する [kwɔ́rəl]
  ex) Nerissa stepped out of the house and was soon quarrelling with Cratiano.

・unwillingly:嫌々ながら [ʌnwíliŋli]
  ex) “If you knew why l gave it away, and how unwillingly, you would not be angry.

・feel ashamed:恥ずかしい思いをする [əʃéimd]
  ex) I felt so ashamed after the way he saved Antonio.

・faithfully:忠実に、誠実に [féiθfli]
  ex) I faithfully swear that Bassanio will make sure he never breaks another promise.

本の感想(ネタバレ注意)

前回のカルメン同様、場面転換がコロコロあって、舞台劇の脚本を読んでいるような感じだった。
元々この話で事前に知っていたのは、「悪いヤツから『肉をよこせー』と要求される」という点のみで、後はほとんど知らなかった。
そして読んでみると、その部分以外は結構どうでもいい話がゴチャゴチャくっついていた。

まず冒頭で、Antonioは自分の船が難破してお金が無くならないかとめちゃめちゃ心配する悲観的なヒト、という前置きが入るので、そこがこれから話に絡んでくるんだろうなと思った。
でも先を読むとなぜか急に性格が楽観主義者になって、「自分の船は大丈夫」と根拠のない自信を持って友人の借金を肩代わりする。
そして案の定船が難破して借金を返せなくなり、お金の代わりに自分の肉を請求される裁判へと発展する。

それから、お金持ちの女性が、結婚相手を決めるのに3つの宝箱から一つを選ばせる、とかいう意味があるんだか無いんだか分からない話が出てくる。
これがまぁ長いわムダだわ。
はっきり言って、メインのストーリー「肉をよこせー」には何の関係もない。

肉裁判のところは主題だからいいとして、問題なのはその裁判が終わった後の部分。
女性チームがダンナや恋人たちをからかって楽しむっていう、ほんとーーーーに意味のない数ページ。
ダラダラダラダラ長いのなんの。
もう全てバッサリと切り捨ててやりたかった。

意味もない無駄な騒ぎと、意味も無い無駄な大量の登場人物。
人物名がみんな「ナントカーノ」という名前で、全く覚えられない。
まぁ・・・これがシェイクスピアらしさなんだろうなぁ。

と、けなしまくってしまったが、今回は音声もきちんと聴いたところ、音声は非常に良かった。
余計なBGMは一切ないので集中出来るし、登場人物ごとに声が違っているので聴きやすく楽しいし、読み上げるスピードが自分にはちょうど良くて、パラレルリーディングやシャドーイングもやった。
「多読の本でちょっと音読を練習しようかな」と思った時、今まで読んだ本の中で一番やりやすかったのは「Beauty and The Beast(美女と野獣)」だったけれど、少し易しすぎだなと感じていた。
次からはこっちの本でやろう。人の名前は言いにくいけど。

結論として、最初に一通り読んだときは「なんともつまらん」と思ったのだが、音声と一緒に再度読んでみると、「あれっ、そう悪くないかも」と思い直した。
朗読が上手だと、話も面白く感じるのかな・・・。