2025年7月のNHK語学講座
今月の英会話タイムトライアル
今月はトロントで仕事体験。
先月の総括で、ここ数ヶ月はタイムトライアルでツッコミどころがないと嘆いたところ、それに気付いてくれたかのように今月は愉快な謎が色々!そういう意味で楽しかった(笑)
以下、視聴者皆さん、同じ疑問をお持ちになったことだろう。
まずそもそも、なぜカナダで働ける!?ビザは~??
まぁ100歩譲って、主人公はワーホリさんだったことにしよう。
しかしそれだと「若者」ということになる。そんな若い人が金銭面や仕事の都合面で考えると、クルーズ船に乗って1年間豪遊できるのか!?
これもまた100歩譲って、主人公は超絶金持ちの子息で、仕事をしなくても生きていけるワーホリさんだとしよう。
いや、そもそもそれだと今回わざわざ働く必要がないが・・・。
彼はクルーズ船の客のはずなのに、1ヶ月もトロントで働いた後、乗っていたクルーズ船に戻り、次の寄港地へ向けて出発!
なぜそのクルーズ船は1ヶ月も同じ場所に停泊していたのか?
これには答えが見つからない。
苦し紛れに考えるなら、1ヶ月の間実は他の港を周っており、またトロントにやってきたとか・・・。
さらに現地銀行口座まで開けているということは、たった1ヶ月のトロント滞在なのに住む場所を用意し電話契約もしていた、と。
またカナダに戻ってくるつもりなのかな。でも来年度の番組ではきっと同じ国には来ないと思うよ!
そんな感じでどーでもいいことをウダウダと考えつつ、ジェニーさんのあまりに美しい日本語での「御社の本社」の発音に、心から感動したのであった。
今月のEnjoy Simple English
先月から、聴くのは月曜日の宇宙人シリーズのみとなり、ほとんど時間を割くこともなくなった。
その分、以前よりもう少しマジメに聴くようになり、各放送回ごとに、まずは1.5倍で聴いてから、必要な場合1.25倍くらいの速度で再度聴いて確認する、という流れにしてみた。
1.5倍だと時々良く分からないところがある、という感じだけど、先にキツイ速さで聴いてからその後に遅めにすると、とても聴き取りやすくなった。
しばらくこんな感じで続けてみよう。
今月の内容では、2週目のベトナムのお祭りの回が印象的だった。
でもそれは英語ストーリーがではなく、番組最後の〆部分でのMCウィンくんのコメントの方だった。
以前撮影でベトナムへロケに行ったというエピソードを話してくれたのはいいんだけど、行った場所が
「ホイアンだったような、じゃなかったような、行ったような行ってないような」
という、参考になるような、ならないような、分かるような分からないような、コメントだった。
役者さんのロケ地の記憶って、そんなもんなんですかね・・・・。
今月のニュースで学ぶ現代英語
今月は、前置詞「to」の意味をイメージして理解が深まる事例がいくつかあった。
まずニュースで学ぶ現代英語の「2024年の新生児 初の70万人割れ」の回で、
“The health ministry said there were 686,061 births to Japanese nationals in 2024."
の文の「births」の後ろの「to」により、方向性のイメージ(日本国籍の親への方向)がポイントと学んだ。
そして上記の後に勉強した洋楽練習の「This Is Me」で、
“I won’t let them break me down to dust"
という歌詞の「to dust」も、やはり塵になる方向(への変化)を表していると納得した。
「to」はめちゃくちゃ良く出てきて、普段はあまりイメージを意識していなかったけれど、上記の二つの文のように「おやっ?」と思った際は「向かう先や到達点を表す」ことをイメージすれば良いと改めて学んだ。
これを理解した後、「This Is Me」の先の歌詞
“Look out ’cause here I come, And I’m marchin’ on to the beat I drum"
の「to beat」も自然にイメージできた!
こういう「イメージで学びましょう」という話は某有名英会話講師の方などがとっくに提唱しているけれど、本で解説を読むとか、仮想会話ダイアログで学ぶとか、そういうのではなかなかしっくりこない。
でもこうやって自分の好きな歌を一緒に歌いたくて歌詞をよく見て納得すると、理解度が全く違う。
特にこの「This Is Me」はミュージカル映画(「グレイテスト・ショーマン」)の歌なので、ストーリーや映像も伴っていて実に分かりやすい。
きちんと歌詞を分解してみて、歌の良さを改めて実感した。
それから、「“世界で一番貧しい大統領”死去」の回。
このニュースの中で、大統領の経歴を紹介する文に「guerilla(ゲリラ)」の単語があり、発音が分からず調べたら「ゴリラ」に似た発音だった。
そこでふと、シュワちゃんの古い映画「ゴリラ」を思い出し、
もしかして、当時の日本人はゲリラが「ゴリラ」と聞こえたので、映画の邦題をこれにしたのでは!?
と思いついた。
しかしGPT先生に
シュワちゃんの映画「ゴリラ」の邦題の由来は?
・原題『Raw Deal』は「ひどい仕打ち」という意味で、日本では分かりにくいため配給会社が強そうで目立つ名前『ゴリラ』をつけた。
・主人公(シュワルツェネッガー)がマフィアに潜入して暴れまくるので、「ゴリラっぽい」と思われた。
・当時はスタローンの映画『コブラ』にも『ゴリラ』という邦題がつけられていて、似たような筋肉アクション映画は何でも『ゴリラ』にしていた時期だった。
と、あっさり否定された。
そうですか、テキトーに付けただけでしたか・・・・・。